旅館の最奥にあった「開けるな」の部屋──禁后(パンドラ)と呼ばれたモノの話
2009年のオカ板に投下された伝説的スレ「禁后」。旅館の奥座敷に封じられた"それ"を巡る投稿を再構成した。
1: 名無しさん@旅館の孫 2009/06/17(水) 01:22:08
夜中にすみません。書こうか何年も迷ってたんですが、 先月祖母が亡くなって、もう黙っている理由もなくなったので書きます。
俺の実家は東北の山間にある温泉旅館をやってた。「やってた」って過去形なのは、 もう廃業して 10 年以上経つから。建物自体はまだ残ってるけど、 誰も住んでない。正確には、住めない。
旅館の一番奥。帳場から廊下を三回曲がった先に、客室にも従業員の部屋にも 使われてない一室があった。襖じゃなくて板戸で、外側から南京錠がかけてあって、 錠の上から注連縄が巻いてあった。
ばあちゃんはその部屋のことを「パンドラ」と呼んでた。 なんで片田舎のばあちゃんがギリシャ神話の言葉を知ってたのかは分からない。 ただ家族の間では、あの部屋は「禁后(きんこう)」と呼ばれてた。
長文になります。文才ないので読みにくいかもしれません、許してください。
4: 名無しさん 2009/06/17(水) 01:28:55
なんか来たな。wktk
5: 名無しさん 2009/06/17(水) 01:29:33
1 東北の温泉旅館で封印された部屋とか怖すぎるだろ kwsk
7: 名無しさん 2009/06/17(水) 01:31:12
釣りじゃね? 「パンドラ」って名前つけるとか創作臭い
9: 名無しさん@旅館の孫 2009/06/17(水) 01:35:40
7 釣りじゃないです。名前の由来は俺もずっと疑問だった。 ばあちゃんに聞いても「そう呼べと言われた」としか言わなかった。 誰に言われたのかも教えてくれなかった。
続き書きます。
俺がその部屋の存在を知ったのは小学校 3 年の夏休み。 旅館は繁忙期で、俺は母さんと一緒に手伝いをしてた。 館内のタオル交換を任されて、廊下の奥まで入った時に あの板戸を見つけた。
子供だから当然開けようとした。南京錠をガチャガチャ引っ張ってたら、 背後からばあちゃんに腕を掴まれた。振り向いたらばあちゃんの顔が 真っ白で、あの穏やかなばあちゃんの顔じゃなかった。
「そこは、いかん」
たった一言。でも声が震えてたのを今でも覚えてる。 掴まれた腕のところ、翌日まで指の跡が赤く残ってた。 あの握力、ばあちゃんのものじゃないと今でも思う。
12: 名無しさん 2009/06/17(水) 01:41:18
(((((( ;゜Д゜))))))
14: 名無しさん 2009/06/17(水) 01:43:52
ばあちゃんの握力で指の跡って相当だな
1 その部屋って何畳くらい?窓はあった?
16: 名無しさん@旅館の孫 2009/06/17(水) 01:49:07
14 正確な広さは分からない。板戸の隙間から覗いたことがあるけど、 中は真っ暗で何も見えなかった。窓はあったはずだけど、 内側から板で塞がれてたんだと思う。
板戸に耳を押し当てると、何も聞こえない。 ただ、空気だけが妙に冷たかった。夏なのに、あの廊下の突き当たりだけ 温度が 3 度くらい低い感じ。鉄っぽい匂いがした。 血の匂いって言ったら大袈裟かもしれないけど、古い鉄くぎみたいな匂い。
ばあちゃんに叱られてからは近づかなかった。 でも中学に上がった頃、親父に聞いてみたことがある。
俺「あの奥の部屋ってなに?」 親父「……知らんでいい」 俺「ばあちゃんがパンドラって呼んでた」 親父「その名前を人前で出すな。絶対にだ」
親父がああいう言い方するの初めてだった。目が据わってた。 それきり俺も聞かなくなった。
19: 名無しさん 2009/06/17(水) 01:55:23
マジレスすると古い旅館って座敷牢みたいなのが残ってることあるぞ 精神病の家族を隔離してた的な
21: 名無しさん 2009/06/17(水) 01:57:44
19 それは明治〜大正の話だろ。注連縄まで巻いてるのはそういうレベルじゃなくね
23: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:01:30
うちのじいちゃん(新潟の山のほう)も似たようなこと言ってたわ。 蔵の二階に絶対に開けちゃいけない箱があって、 じいちゃんが死ぬ前に「俺が死んだら箱ごと焼いてくれ」って。 結局親父がお寺に持っていったらしいけど中身は聞けなかった。 スレチすまん
25: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:03:08
23 コトリバコ系かそれ
27: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:05:19
1 続きまだか。保守
29: 名無しさん@旅館の孫 2009/06/17(水) 02:12:44
すみません、ちょっと手が震えて打つのに時間かかってます。
問題が起きたのは、俺が高 2 の冬。2001 年の 12 月だった。
旅館はその頃もう経営が苦しくて、客は週末に数組来るくらい。 平日はほぼ空で、従業員も日中のパートさん 2 人だけ。 夜は俺とばあちゃんと親父の 3 人しかいなかった(母さんはこの年に離婚してる)。
12 月のある夜、俺は 2 階の自分の部屋で勉強してた。 深夜 1 時すぎ。階下から「ドン」って音がした。 一回だけ。壁を内側から叩いたような、鈍い音。
最初は気のせいだと思った。 でも 5 分後にまた鳴った。ドン。 さらに 3 分後。ドン。ドン。 間隔が短くなってきた。
音の方角は、あの部屋の方だった。
2 階から降りて廊下を進んだ。途中で空気が変わるのが分かった。 冷たいなんてもんじゃない。息が白くなった。12 月とはいえ 館内は暖房入れてるのに、あの廊下だけ外より寒かった。
板戸の前まで来た。注連縄はまだ巻いてある。南京錠も閉まってる。
でも板戸が、内側から押されてるように、わずかに膨らんでた。
木の板ってそんな風にたわむか? 俺にはそう見えた。 板戸の表面に、うっすら結露がついてた。まるで、向こう側に 何か温かいものがあるみたいに。
32: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:18:06
あかん ((;゜Д゜))ガクガクブルブル
33: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:18:59
板戸が膨らむって物理的にありえんだろ……>>1 寝ぼけてたんじゃないか?マジレス
35: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:20:44
33 湿気で木が膨張する可能性はあるけど結露と合わせると温度差がおかしいな 内側に熱源があるってこと?
37: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:22:31
1 その部屋の中に何かいたんじゃ
(((((( ;゜Д゜))))))
Photo by Wolfgang Rottmann on Unsplash
39: 名無しさん@旅館の孫 2009/06/17(水) 02:30:18
33 寝ぼけてたと思いたい。ホントに。
続けます。
板戸の前に立ってたのは多分 30 秒くらいだと思う。 体が動かなかった。金縛りとかじゃなく、怖くて動けなかった。
その時、板戸の向こうから声が聞こえた。
女の声。ものすごく小さくて、最初は空耳かと思った。 でも耳を澄ますと確かに聞こえた。何か言ってる。
「……け……て……」
「あけて」に聞こえた。
俺は走った。自分の部屋まで全力で走って、布団に潜り込んだ。 情けない話だけど、高 2 の男がガタガタ震えて朝まで眠れなかった。
翌朝、ばあちゃんに言った。「昨日の夜、あの部屋から音がした」って。
ばあちゃんは箸を持つ手を止めて、しばらく黙ってた。 それから「聞いたか」とだけ言った。
俺「声も聞こえた。女の人の声」
ばあちゃんの顔が、あの小 3 の時と同じ色になった。真っ白。
ばあちゃん「あれに応えたか?」 俺「……応えてない。逃げた」 ばあちゃん「なら、いい。絶対に応えるな。絶対に名前を呼ばれても返事をするな」
俺「名前? 俺の名前を知ってるのか、あれは」
ばあちゃんは答えなかった。そのまま仏壇の前に行って、 1 時間くらい何かを唱えてた。般若心経ではなかった。 聞いたことのない節回しの、低い声のお経みたいなもの。
42: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:37:55
アレに応えるなって……名前呼ばれるパターンかよ これ禁后っていうより何かを封じ込めてる系の話だな
44: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:39:47
民俗学的に言うと東北の旅館や庄屋で「封じ部屋」「忌み部屋」は実在する。 座敷牢とは違って、人じゃなくて「モノ」を封じてる。 ご神体の劣化版というか、呪物を移動できないから部屋ごと封印するケース。
1 のばあちゃんが唱えてたのは修験系の祝詞かもしれん
46: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:41:30
44 マジかよ詳しいな 禁后って名前自体は聞いたことないけど「后」は「きさき」だろ? 封じられてるのが女性(の何か)ってことか
📺 関連映像: 禁后 パンドラ 洒落怖 怪談 朗読 — YouTube で検索
48: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:44:12
46 「后」には「後ろ」の意味もあるぞ。「禁じられた後ろ側」。 表に出してはいけないもの。
Σ(゜Д゜) こえーよ
50: 名無しさん@旅館の孫 2009/06/17(水) 02:52:33
44 修験系って言われると心当たりがある。 ばあちゃんの実家は山伏の家系だったと聞いたことがある。
ここからが一番きつい話。
あの夜から 3 日後。俺が学校から帰ったら、旅館の玄関に 見たことのない靴があった。男物の革靴。古い型の。
帳場にばあちゃんがいて、奥座敷に客を通したと言う。 予約は入ってなかったはず。飛び込みの客なんてこの時期ない。
ばあちゃん「お客さんじゃない。禁后のことで来た人だ」
奥座敷に行くと、60 代くらいの男の人が正座してた。 黒い着物。名前は言わなかった。 俺が入っていくと、その人がじっと俺の顔を見て、
「この子か。聞いてしまったのは」
ばあちゃんが頷いた。
男の人は鞄から何かを出した。和紙に包まれた、手のひらより 少し大きいくらいのもの。匂いがした。線香と、もう一つ、 何か甘い匂い。腐った果物みたいな。
男「3 日のうちに聞いたなら、まだ間に合う。7 日を過ぎると、 あちらが名前を覚える。覚えられたら、もう……」
言いかけてやめた。ばあちゃんの方を見て、二人で何か目配せした。
その後、俺は自分の部屋に戻された。 翌朝起きたら、男の人はもういなかった。 あの部屋の前を通ったら、注連縄が新しくなってた。 板戸の膨らみは消えてた。結露もなかった。 空気は相変わらず冷たかったけど、あの鉄の匂いは薄くなってた気がする。
53: 名無しさん 2009/06/17(水) 02:58:14
7 日で名前覚えられるって何……
1 大丈夫なのかそれ
55: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:00:02
(´;ω;`) ばあちゃん……
57: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:02:48
これマトメサイトに乗るレベル乙
Photo by Kouji Tsuru on Unsplash
59: 名無しさん@旅館の孫 2009/06/17(水) 03:10:25
それから旅館は翌年に廃業した。表向きは経営不振。 でも本当の理由は、ばあちゃんが「もう限界だ」と言ったからだと 親父が後から教えてくれた。何が限界なのかは言わなかった。
ばあちゃんが死んだのは先月。93 歳だった。老衰。 葬式の後、親父と二人で旅館の跡を見に行った。 建物はまだ立ってた。窓が割れて、蔦が壁を覆ってて、 屋根の一部が落ちてた。
あの廊下を歩いた。三回曲がった先。
板戸はまだあった。南京錠も。 でも注連縄がなかった。
朽ちて落ちたのか、誰かが外したのか。
親父「触るな」
俺「分かってる」
板戸に耳を近づけた。何も聞こえなかった。 でも、あの冷たさだけは変わってなかった。 6 月なのに、そこだけ冬みたいだった。
帰り際、親父が一つだけ教えてくれた。
親父「あの部屋には、この旅館を建てる前からあったものが入ってる。 旅館を建てた曾じいさんが、あれを動かせなかったから、 部屋ごと囲んだんだ。ばあちゃんはそれを一生守ってた」
俺「あれって何なの」
親父「……俺も見たことはない。見ちゃいけないものだって、 ばあちゃんに言われてた。ばあちゃん自身も見てないと思う」
見たことがないものを、一生守り続けてたのか。ばあちゃんは。 あの般若心経じゃないお経を毎日唱えて。
62: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:16:44
注連縄がなくなってるのヤバイだろ……
1 それ今封印解けてるんじゃないのか
64: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:18:30
ばあちゃんが死んで守る人がいなくなって注連縄も消えたって 完全にあかんやつじゃん ( ;゜Д゜)
66: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:20:15
1 あの黒い着物の男の連絡先とかばあちゃん残してなかったのか?
68: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:22:50
マジレスすると親父さんも何らかの手段持ってるだろ。 「触るな」と言えるってことは知識あるぞあの人
Photo by YANGHONG YU on Unsplash
70: 名無しさん@旅館の孫 2009/06/17(水) 03:30:06
66 探したけど見つからなかった。ばあちゃんの遺品を整理した時、 仏壇の引き出しから和紙に墨で書かれた巻物みたいなのが出てきた。 読めなかった。古い字なのか、そもそも日本語なのかも分からない。 親父が「これは寺に持っていく」と言って持って行った。
68 親父は……どうだろう。ばあちゃんほどじゃないと思う。 あの時も俺に「触るな」と言ったけど、自分も触ってなかったし。
もう一つだけ書いて終わりにします。
先週、夢を見た。 あの廊下を歩いてる夢。三回曲がって、板戸の前に立つ。 南京錠が外れてる。注連縄もない。 板戸がゆっくり開く。
中は暗い。でも奥に何かある。 白っぽい。人の形をしてるような、してないような。
それが振り向く直前で目が覚めた。
朝、枕元が濡れてた。結露かと思ったけど、6 月にしても異常な量だった。 あの板戸についてた結露と同じ匂いがした。 鉄の匂い。
あれが何だったのか、あの部屋に何が入ってるのか。 知ってる人がいたら教えてほしいです。 「禁后」って言葉に心当たりがある人いませんか。
長文失礼しました。読んでくれた人ありがとう。
72: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:33:18
1 乙…… いやこれ「乙」で済む話じゃないだろ
枕元が濡れてるのはアレだ。向こうがもう来てる
74: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:35:02
お祓い行ってこい。割とマジで
76: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:37:44
「禁后」で検索してもヒットしないな。造語か地域限定の呼び名か。 「后」を「きさき」と読むなら、封じられてるのは女性の霊もしくは 女性に関連する呪物。東北の山間部で旅館建設以前から動かせない 呪物ってなると、かなり古い祭祀の残滓じゃないか。 縄文〜中世の間でどこかに行者が封じたものだとすると、 修験道の系譜と一致する。>>1 のばあちゃんが山伏の家系なのも 偶然じゃないだろ
78: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:40:11
76 すげぇ考察 GJ
80: 名無しさん 2009/06/17(水) 03:42:55
保守 sage
82: 名無しさん 2009/06/17(水) 10:14:30
朝から読んで鳥肌立った。>>1 その後大丈夫か? あの黒い着物の男の人、ばあちゃん経由じゃなく直接来てるなら 向こう側のネットワークがあるってことだよな。 親父さんに寺の住職の連絡先聞いた方がいい
84: 名無しさん 2009/06/17(水) 14:22:08
1 生きてるか?
86: 名無しさん 2009/06/17(水) 14:55:33
「名前を覚えられる」が一番怖い 呼ばれて応えたら終わりって山の怪異のパターンだな 『遠野物語』にも似た話あったような
88: 名無しさん 2009/06/17(水) 18:30:12
(´・ω・`) >>1 返事ないな……
90: 名無しさん 2009/06/18(木) 01:08:55
dat 落ちする前に保存した。
1 無事を祈る。ばあちゃんの冥福も祈る。 これマトメサイトに残すべきだ
92: 名無しさん 2009/06/18(木) 02:44:10
1 規制食らってるのか? それとも……
_| ̄|○
Photo by Egor Myznik on Unsplash
もっと深く知りたい人向けに、スレ内で名無しさんたちが挙げていた書籍を残しておく。東北の封じ物・呪物伝承や、こうした怪異譚の背景を知るなら以下が参考になる。
『新耳袋 第四夜』(木原浩勝・中山市朗 / 角川文庫)。実話怪談集の金字塔で、旅館や古い家屋にまつわる封印系の話がいくつも収録されている。
『現代民話考 第VIII巻』(松谷みよ子 / 筑摩書房)。日本各地の「開けてはいけない部屋」「触れてはいけないもの」に関する民話を網羅的に集めた一冊。東北の山間部の事例も多い。
『拾遺 怪談実話系』(幽編集部 / メディアファクトリー)。投稿型怪談や実話系の流れを汲む怪異レポート集。封じ部屋・呪物に関する取材記事がある。
『遠野物語』(柳田國男 / 岩波文庫)。スレでも言及されていたが、山の怪異、名前を呼ばれてはいけない存在の原型がここにある。禁后の背景を考える上でも基本文献。
本記事は世界各地の伝承・都市伝説・公開報道を編集したものです。個別の事象が超常現象であると主張するものではなく、文化史的な記録としてお読みください。心霊スポットへの無断侵入は法的トラブルの原因になります。立入禁止表示には必ず従ってください。
📚 この記事で紹介した書籍
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新耳袋 第四夜
木原浩勝・中山市朗 / 角川文庫
- 📖
現代民話考 第VIII巻
松谷みよ子 / 筑摩書房
- 📖
拾遺 怪談実話系
幽編集部 / メディアファクトリー
- 📖
遠野物語
柳田國男 / 岩波文庫
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